【和歌】中秋の名月と花火を詠む

空に咲く花に添う露煌めいて秋風薫る宝石の夜 ---------------------------------------- 中秋の名月に、花火が上がったのを聞いて。 美しき宝石が2つも煌めく 素敵な夜。

【和歌】月を詠む

月影に濡れた黒髪なびかせる風の便りに秋を知る夜 月影のさやけく落ちる黒髪をなびかす風に秋の足音 ---------------------------------------- 月の綺麗な夜に。

【和歌】としまえんを詠む

遠からずしかしてゆかぬまだ見ぬ地縁なきかこつとしまえんかな ---------------------------------------- 職場のチームメンバーからの リクエストで詠んだ歌。 折句になっています。

【和歌】雨を詠む

部屋の外 雨の帳が おりる夜 乙女のすがた しばしとどめむ -------------------------------- 季節は梅雨、部屋の外は雨。 部屋の中はふたりきり。 ふりしきる雨が帳のようにおりた夜。 どうか雨よ、そのままで。 君の帰りを妨げて、君の姿をもうすこし 眺め…

そぼろ記念日

この味がいいねと言う役 不在だが 7月6日は そぼろ記念日

【和歌】愛猫を悼んで詠む

君がため 生きながらえた 花の色 身を焦がしつつ 露に濡れゆく ---------------------------------------- 私が幼稚園生のころから、 ずっと連れ添った愛猫がいた、 彼は私のいちばんの理解者だった。 中学時代、私はあまりに苦しくて、 一度だけ手首を切ろ…

【和歌】雪を詠む

朝起きて 一目散に 窓あける 雪の予報の 朝は早起き 窓の外 降れる白雪 眺むとて 寒さは知らぬ 窓際の猫 ---------------------------------------- 二首とも、大学の授業で詠んだ歌。 二首目は、YKKの窓のCMの情景を詠んだ。 外にしんしんと降る雪、 それを…

【和歌】一人寝の夜に詠む

戯れに 言の葉交わす たまゆらに 身を焦がしたる 蛍なるかな ---------------------------------------------- 戯れに言葉を交わす、甘美なその一瞬。 その一瞬が、真実か偽りか、永遠か刹那か、 そんなことは分からないまま。 ただその一瞬に、蛍のように身…

愛のことばとポライトネス

大学時代の卒論で扱った、ポライトネス理論。 簡単にいうと、人は相手の面子を守るために、 言語表現を工夫しているというお話。 ポライトネス理論では、わたしたちは 人の面子(=face)を傷つけないために、 配慮した表現をすると考える。 たとえば、何かに…

【和歌】満月の夜に詠む

ぬばたまの 黒髪の海を すべる月 うち眺めたる 一人寝の夜 --------------------------------------------- 黒く艶やかな髪にさす月光。 美しき髪の上を滑る月の光を、 他に見る人もなく、ぼんやり眺めながら 一人寝をする夜のさみしさ。 すべるは、滑ると統…